大人の発達障害の検査を受ける方法まとめ WAISを受けるには?

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大人の発達障害は、どうすれば検査を受けることができるのでしょうか。

ADHDやアスペルガーなどの発達障害を疑った大人が、本当に発達障害なのか調べるためには、WAIS(ウェイス)などの心理検査を受けることが必要です。

ですが、検査を受けるまでにはいくつかのハードルがあります。

まず、検査の予約を取るのが難しいこと。
そして、そもそも検査を受けられる病院を探すのが難しいことです。

でも、コツといくつかのポイントを押さえることで、WAISなどの心理検査を受けることが、じつは簡単にできるのです。

そこでこの記事では、大人の発達障害を診断するための検査を受けるノウハウを紹介します。

大人の発達障害の検査方法

大人の発達障害を診断するには、心理検査を受けることになります。

発達障害の検査方法

ADHD、ADD、アスペルガー、広汎性発達障害、高機能自閉症などの、いわゆる大人の発達障害。

健常者・定型発達者とを見分けるために精神医療の分野で使われるのが、WAIS-3をはじめとした心理検査です。

心理検査で調べることができるのは、IQと、思考方法などの特性です。

心理検査でIQを調べる

大人の発達障害の検査でIQを調べる理由、それは、多くの場合、発達障害者は分野によってIQの高さに波があるためです。

IQ(知能指数)は、いくつかの分野に分けることができます。

たとえばWAIS(ウェクスラー成人知能検査)の場合、以下の3つとなります。

・言語性IQ
・動作性IQ
・全検査IQ(上記を総合したもの)

さらに、それぞれの内容もいくつかの項目にわかれています。

すべての結果をグラフに書き表したとき、大人の発達障害者はグラフがギザギザになることが多いです。
(このことを発達の凸凹と呼ぶことがあります)

健常者・定型発達者の場合、グラフはほぼ平坦になるため、これだけでもADHDなどの発達障害の診断が確定可能です。

その他の心理検査

大人の発達障害の検査方法というと、WAISばかりが有名ですが、診断の際には他の心理検査も併用します。

たとえば、ロールシャッハテストや、YG性格検査など各種の性格検査です。

これらが併用されることには、統合失調症や双極性障害など、他の精神病が原因ではないか、また併発していないかということを調べるという理由があります。

臨床心理士との面談

そして、診断を確定するためには臨床心理士との面談も必須です。

その際には、本人だけでなく、子どもの頃からの生育歴(どんなふうな子どもだったか)を知るために、多くの場合、父親や母親との面談も行われます。

これは、発達障害は先天的なものであり、診断のためには幼少時から症状が出ていることが要件となるためです。

(ただし、親の同伴が困難な場合、親への聞き取りなしでも診断ができた実例もあるようです)

大人の発達障害の検査が可能な病院の探し方

それでは、上記のような検査を受けるための具体的ノウハウを紹介します。

検査が可能な病院

まず、大人の発達障害の検査が可能な精神科病院・クリニックの条件として、以下のことが挙げられます。

・臨床心理士が在籍している
・大人の発達障害への知見がある

しかし、これらの条件を兼ね備えた精神科は簡単には見つかりません。

大人の発達障害が専門であることをうたっているクリニックなら、もちろん条件を満たしているのですが、そのような病院は、検査や初診の予約を取るための予約がとてもとりづらいのです。

非常に運が良くても、数カ月後の初診になることが普通です。

発達障害専門医以外で検査を受けよう

そこでおすすめするのが、必ずしも大人の発達障害を専門としていない病院で、まず心理検査を受けて、診断してもらうことです。

総合病院の精神科、神経科、心療内科などには、多くの場合、臨床心理士が在籍しています。
また、表立って発達障害の診察を標榜していなくても、実際にはWAISなどの検査が可能なことが多いのです。

もちろん、すべての総合病院の精神科や神経科、心療内科が対応しているわけではないですが、次に紹介する方法で、そのような病院を見つけることが可能です。

発達障害者支援センターを利用する

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大人の発達障害の心理検査が可能な病院を探すためにおすすめの方法。

それは、発達障害者支援センターを利用することです。

発達障害者支援センターは、各都道府県に1つ、各政令市に1つ設置されている、発達障害者を支援するための福祉施設。

大人の発達障害当事者にとっては、いまひとつ使い所がわからないともいわれているのですが、病院の情報を得るためにはとても有用です。

具体的には、電話もしくは訪問して、発達障害の診断を受けるための病院の情報を提供してもらいましょう

発達障害者支援センターでは、都道府県内・政令市内の発達障害者の受診に対応した病院・クリニックをまとめたパンフレットを用意しています。

そこに掲載された情報には、ネット上にはない、発達障害者の通院に対応した病院が掲載されているため、発達障害専門医に頼るよりもスムースに、WAISなどの心理検査にこぎつけることができるのです。

参考:国立障害者リハビリテーションセンター公式ページ内 発達障害者支援センターの一覧(外部リンク)

診断が下りたら転院する

さて、その病院やクリニックで発達障害のための医療が受けられるなら、そこに通い続けるのがベストなのですが、もしも、発達障害専門医に通院をしたいときは、紹介状を書いてもらって、専門医のもとへ転院するといいでしょう。

じつは、発達障害専門クリニックの予約を取るときには、検査の予約をとるのに比べ、すでに発達障害の診断を受けた人が転院するための初診の予約のほうがずっと簡単です。

大人の発達障害のための心理検査を外部で受けて、診断を受けたうえで発達障害専門クリニックに転院する。

この方法をとることで、発達障害専門医に、もっとも簡単につながることができるのです。

発達障害者が生きるには、まず診断から

ADHD、ADD、アスペルガー、広汎性発達障害、高機能自閉症などの発達障害が疑われる人が生き抜いていくためには、まず診断を受けないことには話になりません。

診断を受けることではじめて、発達障害者のための支援を受けるための入り口に立つことができるのです。

ぜひ、WAISなどの診断を受けて、あなたが自身に違和感を感じる原因を突き止めてみてくださいね。

参考書籍

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1.ラルゴ高田馬場

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