私家版 発達障害用語 悪魔の辞典

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大人の発達障害は年々メジャーな概念となっていく傾向があります。

しかし発達障害者特有の文化についてよくわからなかったり、ネット上の発達障害クラスタで使われる用語について、わからないことがあるという方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、自分自身も障害者手帳3級、かつ自閉症スペクトラムの診断を受けている筆者が、独断と偏見により、発達障害者の「障害者コミュニティ」で使われがちな用語辞典を作成してみようと思います。

ぜひ、参考にしてあなたもよりよい発達障害ライフを送ってくださいね!!!

Contents

あ行

愛(あい)

自閉症スペクトラムの人間にとって理解が難しいことのひとつ。
愛と寂しさは違うらしい。
相手の愛情を利用するのもいけないことであるらしい。

IQ(あいきゅー)

発達障害者の診断において重要となる概念。

動作性や言語性などのそれぞれの値にばらつきが多ければ多いほど、発達障害者の診断確率が高まる(とくにADHD・ADDの場合)

しかし自閉症スペクトラムについては、数字上はそこまでばらつきが出ないこともある。
自閉症スペクトラムの場合、むしろコミュニケーションのほうに問題が出るのと、一定以上IQが高いと、後天的学習で苦手分野のIQを補うことができてしまうからである。

高学歴の発達障害クラスタは全検査IQ120以上が珍しくないが、しかし、見た目で変人だとわかることが多い

アスペルガー症候群(あすぺるがーしょうこうぐん)

いまとなっては廃れた、古い診断名。
現在では自閉症スペクトラムに内包されている。

しかし、一定以上の世代の自閉症スペクトラム系統の当事者は、アスペと自称することもある(黒人がニ○ーと自称するように)。

遺伝(いでん)

発達障害は、遺伝する

発達障害者の家系には、必ずと言ってよいほど、当事者と同様の特性を持った人間がいる。

遺伝しないという意見もあるが、筆者は発達障害者コミュニティでの経験と、自分自身の親族をソースとして、断固として遺伝する派である。

WAIS(うぇいす)

日本で発達障害の診断のためにもっとも広く用いられている診断テスト。

2018年現在、日本ではWAIS-IIIがもっとも広く用いられている。

発達障害の診断が受けたい場合、医者に「ウェイスが受けたいです」と言ってみよう。

Web制作(うぇぶせいさく)

発達障害者が職業訓練校で学びがちな仕事。

プログラマーほど難しくないが、横文字職業なので自尊心が満たされるのがポイント。

うつ病(うつびょう)

発達障害者にとっては、うつ病は二次障害として非常によくある疾患である。
うつ病がきっかけで精神科に通い、途中で発達障害の疑いを受け、診断を受けるというパターンもとてもよくあるのでは。

発達障害者が福祉制度を受けるにあたって、ひとつのキーとなる疾患でもあり、手帳の等級に大きく影響する。

発達障害単体の診断では手帳は3級しか下りないが、発達障害+うつ病のダブル診断だと、だいたい手帳が2級になる

手帳が2級だと年金が通りやすくなる(という噂もある)ので、もちろんうつがあると生きるのはしんどいが、手帳や年金という面においては有利だといえる。

AC(えーしー)

アダルトチルドレンのこと。
親の愛が足りずに歪んだ人のこと。

発達障害者にACが多いのは、親も発達障害で、子供に愛情の注ぎ方がわからないという理由が多い。

ADHD(えーでぃーえいちでぃー)

注意欠陥・多動性障害のこと。

ADD(えーでぃーでぃー)

注意欠陥障害のこと。
ADHDのほうが有名なので「多動のない注意欠陥障害」と自称する当事者もいる。

ADDの当事者は、ADHDと言われると訂正することが多い。

オープン(おーぷん)

障害をオープンにして働くこと。
つまり、雇用主に発達障害であることを伝えて働くこと。

障害者枠雇用はすべてオープンである。
障害者枠以外では、オープンにしない(クローズ)ことが多い。

オープン/クローズという概念は、2010年代前半までに診断を受けた発達障害者が使いがちな気がする。

大人の発達障害者がファッションで定型・健常者に溶け込むには?

エジソン(えじそん)

あなたはエジソンではない。

汚言癖(おげんへき)

ふさわしくない場で下ネタを言うこと。

自閉症スペクトラム系の発達障害者に散見される。

親の愛情(おやのあいじょう)

親の愛情が足りないと子供が発達障害者になる、というのはガセである。

しかしながら、筆者の見立てでは、ニワトリとタマゴが逆なだけではないかと思っている。

親の愛情が足りないのではない。
子供が発達障害者であることによって、親が子育てで疲れ果ててしまい、結果として親が愛情を注ぐことが困難になってしまうのである。

発達障害者の親は毒親であることも多いが、これは自身の子供が、周囲の定型発達の子供のように育たないことに疲弊しきった結果である。

か行

学歴(がくれき)

とくに高機能自閉の発達障害当事者には、それなりの学歴の人間も多い。
皆途中でドロップアウトしてしまうのだ。

カサンドラ症候群(かさんどらしょうこうぐん)

夫婦(もしくは恋愛におけるパートナー)のうち、片方が発達障害者で、片方が定型発達者のときに生じる問題。

発達障害者の心理を理解できず、定型発達のほうのパートナーがうつ病などの精神病になること。

名前はギリシャ神話に由来。

過集中(かしゅうちゅう)

発達障害者がひとつのことに没入するモードに入ること。

仕事に対してこれができると最強。

しかし、過集中モードが崩されると次に入るのは用意ではないので、いかにしてペースを崩さず、過集中を持続させられるかが鍵になる。

筆者が自分の仕事をサボってこの記事を書いているのも過集中を仕事以外で無駄遣いしているからである。

カップル(かっぷる)

発達障害者同士のカップルは多い。

だいたい男が自閉で女がADHDである。

うまく噛み合うこともなくはないが、こっぴどい破局を迎えることは日常茶飯事。

発達障害者が発達障害コミュニティ内で恋愛しすぎなのではないか問題

金(かね)

発達障害者はみんな持ってない。

科目登録(かもくとうろく)

大学生の発達障害者、とくにADHDの当事者にとって困難なことのひとつ。

いまどき大学側も発達障害者への支援を用意しているので、難しいときには事務所に支援を依頼しよう。

烏山(からすやま)

発達障害者コミュニティで単に「からすやま」と言った場合、昭和大学烏山病院のことを指す。

変わり者(かわりもの)

発達障害者が子供の頃からずっと言われ続けた言葉。

感覚過敏(かんかくかびん)

肌の触覚などの感覚が定型発達者に比べて過敏なこと。

セーターがチクチクして着られない、服のタグが気になるので切り取らないと着られないなどが有名。

感覚過敏の発達障害者のセーターとの付き合い方・克服法

休学(きゅうがく)

発達障害者は大学を休学することが多い。

筆者としては限界まで(借金が増えない範囲で)休学して大学生の身分を活用することをおすすめする。

球技(きゅうぎ)

発達障害者が苦手なスポーツ。

クローズ(くろーず)

発達障害を明かさずに働くこと。

発達障害を明かしたら絶対に面接で落とされる職場でも、潜り込むことが可能なのがメリット。

しかし、発達障害に対する配慮は当然ながら一切期待できないので、メンタルを崩して退職することも非常に多い。

また、基本的に嘘をついていることに変わりはないので、発達障害者とバレたときにはクビになっても文句は言えない。

オープンとクローズ 大人の発達障害はどちらで働くべきか

芸術家(げいじゅつか)

生きることに絶望した発達障害者が目指しがちな職業。

しかし、発達障害者が健常者に比べて特段クリエイティビティに優れているわけでは一切ないのでだいたい失敗する。

健常者(けんじょうしゃ)

会話中では、発達障害ではない人、くらいの意味。
定型とほぼ同義と思って差し支えない。

恋(こい)

発達障害者の恋は、こだわりとどう違うのだろうか?

高機能(こうきのう)

知的障害がないこと。

「高機能自閉症」という単語があるが、これはけっして「脳が高機能で頭が良い」という意味ではない。
単に、「知的障害者よりも脳が高機能」であるというだけである。

ただの地下鉄なのに「高速鉄道」と名乗るのと同じことである(この場合、路面電車よりも高速であることを意味している)。

抗精神病薬(こうせいしんびょうやく)

本来は統合失調症の治療のために開発された薬のこと。

リスパダール、ジプレキサ、セロクエル、エビリファイなどが有名。

自閉症患者に処方して意味がある唯一の薬。

服用すると、意識が無理やりゼロになるかのようなもうれつな眠気が襲ってくる。
そのことを利用して、自閉症者がパニックになったときに強制シャットダウンするために用いられる。

心の理論(こころのりろん)

定型発達者が子供の頃に自然と獲得する、「他の人間は自分と違う独立した存在である」という考え方のこと。
発達障害者、とくに自閉症スペクトラムの人間はこの理論への理解がずれていることが多い。

しかし、初歩的な心の理論は後天的学習で補えることが多いので、近しい関係(恋愛・結婚など)にならないと致命的な表面化に至らないこともしばしば。

誤診(ごしん)

発達障害者は、躁鬱や統合失調症など他の病に間違えて診断されがち。

筆者も統合失調に誤診されて、抗精神病薬を数年間最大量飲んで廃人になっていた。

本当に統合失調や躁鬱のときはその治療も必要だが、そもそも発達障害者は見た目や振る舞いが発達障害っぽいので、医者も見ればわかる。
医者の間で発達障害に関する知見が以前より広まっているので、今後誤診は減少していくのでは。

こだわり(こだわり)

発達障害者、とくに自閉症スペクトラムの人間にありがちなこと。

自分が「これ」と決めたことが乱されることを嫌うことを、一般的にこだわりという言葉で説明される。

立てた予定のキャンセル、毎日のルーチンワークの順番、突然の仕事のタスク増加などが、「こだわり」の内容として代表的。

コミュニケーション(こみゅにけーしょん)

定型発達者は自力で獲得できるが、発達障害者にとっては後天的学習が必要な能力。

コンサータ(こんさーた)

ADHDにとって最強の薬
構造は、覚醒剤に近い成分を徐々に放出することで依存性をなくしたというもので、そのため厳重な管理が求められ、処方できる医者が限られている。

服用者が「元気の前借り」という言葉を使うように、効いている間は定型発達者に伍して活動することができるが、抜けた瞬間に疲労で動けなくなる。

さ行

作業所(さぎょうしょ)

就労に無理がある類の障害者が働くための施設。

発達障害者が難しいのは、作業所に向いていないことである。

もらえるお金は雀の涙。

酒(さけ)

発達障害者は酒癖が悪いことが多い気がする。
観測範囲は筆者の周りだけであるが。

左右盲(さゆうもう)

左右が見分けられない障害。

ADHD・ADDの当事者の一部にいる。

人によっては、茶碗とお箸の形を手で作らないと左右を判断できないことも。

サリーアン(さりーあん)

心の理論についてのテストのなかでも最も有名な一つ。

サリーとアンという二人の少女が登場。

初歩中の初歩なので、よっぽど重くない限り、大人の発達障害者は後天的学習でクリアできることが多い。

これが初見でクリアできなかったら、おそらく確実に診断が下りる。

JR(じぇいあーる)

手帳を持っていても運賃が割り引かれないことで有名な、メンヘラに冷たい会社。
(身体と知的は半額になる)

自我(じが)

発達障害者は本当の意味で自我を獲得することは死ぬまでないのかもしれない。

持久走(じきゅうそう)

発達障害者が得意なスポーツ。

自殺(じさつ)

ソースは面倒なので示さないが、発達障害者の自殺率は有意に高い。

自殺すると親しい人間はボロボロになる。

自閉症(じへいしょう)

脳の働きで、健常者とは物事への考え方、なかでも対人関係の能力が著しく異なっている人間のこと。

自閉症気味の少年(じへいしょうぎみのしょうねん)

1979年のアニメ「機動戦士ガンダム」の主人公、アムロ・レイの人物紹介で使われた言葉。

当時は「自閉症ではない」という物言いがついたようだが、いまとなってはアムロ・レイは自閉症スペクトラムそのものなので先見の明があったというほかない。

自閉症スペクトラム(じへいしょうすぺくとらむ)

知的障害の有無にかかわらず自閉症っぽい人間のこと。

簡単に言うと、治療が必要になった変わり者をカテゴライズするための言葉である。

事務(じむ)

明らかに向いていないのに、発達障害者が目指しがちな職種。

宗教(しゅうきょう)

ある種のカルトや新興宗教の信者には、自覚や診断のあるなしに関係なく、発達障害の人間が有意に多い

自衛策としては、本を読んで教養をつける、あらかじめ伝統宗教コミュニティに属しておく、などが挙げられる。

就職(しゅうしょく)

発達障害者にとっての最大の壁。

大学に進学することができた発達障害者も、就職活動を投げてそのまま無職になることが多い。

結論としては障害者雇用を狙うか、就労移行支援を活用するほうが道が開けることが多い。

オープンとクローズ 大人の発達障害はどちらで働くべきか

就労(しゅうろう)

行政用語。
ようは、障害者が自分で金を稼げることになることなのだが、「職」ではなく「労」という漢字が使われることからもわかるとおり、単純労働のニュアンスが強い

就労移行支援(しゅうろういこうしえん)

企業に就職するための訓練を行う事業。

手帳を持っていれば、基本的には自治体からの支援で無料で通うことができる。

障害者枠(しょうがいしゃわく)

障害者であることを前提とした雇用制度。

一定以上の規模の企業は、定められた割合以上の障害者の雇用が義務化され、発達障害者(を含む精神障害者)の雇用が2018年以降義務化されたので、雇用機会は増えていくだろう。

しかし、賃金はとても安く、最低賃金並みである。
理由は、障害年金との併用が前提のため。
年金支給から漏れがちな発達障害者にとって、枠雇用は最悪ではないがベターでさえない。

通称「枠」

オープンとクローズ 大人の発達障害はどちらで働くべきか

昭和大学烏山病院(しょうわだいがくからすやまびょういん)

京王線の千歳烏山駅にある大学付属病院。
日本における発達障害診断・治療のパイオニアであるとともに、一定のレベルよりも重い発達障害への対応は、ここ以外不可能なのではないか。

初診予約が月に1回、朝9:00からの電話のみで、予約を取ることが不可能に近いくらいに難しいことでも有名。

予約が取れなかったからといって、自閉パニックで死のうとしないように。医者は他にもあります。

発達障害者におすすめの病院・クリニック・精神科 東京篇

自立支援(じりつしえん)

正式名称は自立支援医療(精神通院)。

これを取ると、精神科の診察と処方が1割負担になる。

収入によってはタダになる。

しかし、手帳申請同様、ADHDの人間にとっては申請自体が難しすぎて無理なことも多い。

参考

発達障害者が自立支援医療制度を申請して医療費を安くするには

しわ(しわ)

発達障害者、とくに自閉症スペクトラムだと、顔の表情筋が発達しないので、ある程度の年齢でも顔にしわが少ないことが多い。

それにより、得てして自閉症スペクトラムの人間は年齢不詳になりがちである。

身体(しんたい)

身体障害者のこと。
精神障害者・知的障害者との社会制度を比較する文脈で使われることが多い言葉。

診断書(しんだんしょ)

自立支援や手帳の申請のために、主治医に書いてもらう書類。

しかし、1枚につき数千円するので、貧しいことが多い発達障害者は「支援を受けるための診断書を書いてもらう金がない」
という状況に陥りがち。

自治体によっては、診断書代の支援制度があることも(しかし東京23区にはない)。

スティーブ・ジョブズ(すてぃーぶ・じょぶず)

あなたはスティーブ・ジョブズではない。

ストラテラ(ストラテラ)

青いカプセルの薬。
5mg(黄色)、10mg(白)、25mg(青と白)、40mg(青)があるが、処方はだいたい25mgから始まって、40mg、80mg(40mgを2つ)と進んでいく。

ADHDにとっては、コンサータよりも処方してもらいやすいので使いやすい。

人によっては飲み始めの副作用で胃のむかつきがひどい。

生活保護(せいかつほご)

発達障害者のための最後のセーフティネット。

発達障害者が生活保護になりがちな理由として、そもそも働けないことと、他のセーフティネットが充実していないことが挙げられる。

生保(せいほ)

一般的には生命保険のことだが、発達障害コミュニティでは生活保護のことを指すのがほとんど。

洗濯(せんたく)

ADHDの当事者にとって不可能な行為のひとつ。

掃除(そうじ)

発達障害者、とくにADHDの人間が苦手、もしくは不可能な行為のひとつ。

手帳を持っている場合には、ヘルパーに頼むのもひとつの手。
(そのヘルパー申込みが、書類手続きなので不可能であることも多いが……)

た行

タバコ(たばこ)

発達障害者はタバコを吸いがち。
とくにADHDに多いイメージがある。

当然ながら身体にはよくないが、タバコを吸うことで精神の安定担っている場合は、QOLの面で必ずしも悪とは言い切れないのかもしれない。

筆者は金がもったいないので禁煙した。

知的(ちてき)

知的障害者のこと。
精神障害者・身体障害者との社会制度を比較する文脈で使われることが多い言葉。

定型(ていけい)

定型発達のこと。
発達障害ではない人、というくらいの意味。

手帳(てちょう)

発達障害者コミュニティにおいて、「手帳」という言葉は基本的に「精神障害者保健福祉手帳」のことを指す。

コミュニティによっては、発達障害者同士の会話で、初手で「手帳持ってる?」「手帳何級?」という質問が飛び交うことも。

発達障害の診断を受けた場合、基本的に診断から半年で手帳の申請が可能となるので、取得することをおすすめする。

例文:「手帳何級?」「うつもあるから2級だよー」

手帳取得については以下の記事で解説しています。

大人の発達障害者の障害者手帳の取り方まとめ 体験談をもとに

手帳申請(てちょうしんせい)

障害者手帳を申請すること。

自閉症スペクトラムが強い人間にとっては比較的楽だが、ADHDが強いと、役所での窓口の手続きが難しすぎて不可能に近い

手帳が必要なのに手帳の手続きができずに取れないという矛盾に陥ってしまうのである。

手帳申請については以下の記事も参照。

大人の発達障害者の障害者手帳の取り方まとめ 体験談をもとに

哲学(てつがく)

ある種の自閉症スペクトラムの発達障害者、なかでもIQが高い人間は、哲学に興味を抱きがちである。

というより、いまどき哲学なんかをやるのは、社会からズレた自閉の人間だけなのではないか。

哲学に興味を持つと、せっかく高学歴でも確実に貧乏になる。

しかし、発達障害者は興味があることしかできないのだから、どうすることもできないのだ。

鉄道(てつどう)

自閉症スペクトラムの人間が好むもののひとつ。

知的障害の有無にかかわらず、自閉傾向がある人間が鉄道を好むのは発達障害最大の謎の一つ。

鉄道は一定のパターンを繰り替えすことなど、自閉症者が鉄道を好む理由は与太話レベルで解説が試みられているが、おそらく医学的な研究はされていないのでは?

筆者も小学生の頃、市立図書館の鉄道関係書籍を読破した。

当事者会(とうじしゃかい)

当事者会とは、発達障害の当事者が集まる自助グループのこと。
東京や大阪だけでなく、近年は地方にも増えてきているようである。

参加するときには、人間関係や異性関係のトラブルに気をつけるようにするのが吉。

【東京】大人の発達障害者向けの当事者会まとめ 参加方法とメリット

大阪・関西・近畿地方の発達障害当事者会・自助グループまとめ

毒親(どくおや)

子供にとって毒になる言動をする親のこと。
束縛、DV、精神的に操ろうとすることなど。

難しいのは、発達障害者の親が毒親になるのは、「子供が宇宙人のように意味不明な存在」だから親が疲弊した結果そうなってしまうことがある、という点である。

特別支援学級(とくべつしえんがっきゅう)

支援が必要な子供のための学級。

筆者は少し上の世代なので発達障害と特別支援学級の関係に詳しくないが、最近発達障害者コミュニティを見ていると、小中学校が特別支援学級だった当事者が大学生になっていたりするので隔世の感がある。

な行

年金(ねんきん)

発達障害者にとっては障害年金のこと。

発達障害者はお金がないので、国民年金を猶予しているか未払いのことが多い。
しかし、少しでも障害年金がもらえる可能性を考えて、せめて未払いの人は猶予手続きをするのがおすすめである。

のび太・ジャイアン症候群(のびたじゃいあんしょうこうぐん)

日本で発達障害という概念がまだ一般的ではなかった時代、その普及啓発に一定の役割を果たした書籍。
1997年刊。

しかし今見ると時代を相当感じるし、論じ方が雑で筆者はこの本は苦手。

は行

バス(ばす)

手帳持ちの発達障害者はバス路線に無駄に詳しい。

発達(はったつ)

当事者間では「発達障害」を略して「発達」と呼ぶことが多い。

発達障害(はったつしょうがい)

私のことであり、あなたのことでもある。

発達障害者支援センター(はったつしょうがいしゃしえんせんたー)

各自治体(都道府県または政令指定都市)にある、発達障害者を支援する施設。

しかし、行ってみてもとくに役に立った覚えがない

パニック(ぱにっく)

発達障害者、とくに自閉症スペクトラムの人間が、精神に一定以上の負荷がかかると発動するもの。

正気を失って、叫び出したり、自傷行為に走ったりする。

普段は発達障害者であることを隠している人も、普通にパニックにはなる。

短い人では30分、長い人でも1日?くらいすると、何事もなかったようにケロッとする。

対処法は、頓服の抗精神病薬で強制的に意識をシャットダウンすること。
発動させないためには精神に負荷をかけないのが一番。

ハンドボール投げ(はんどぼーるなげ)

発達障害者はボールを投げるのが苦手。

中学生でも10メートルに届かないことが多いが、体力がないからではなく、投げ方がわからないからである。

非課税通知書(ひかぜいつうちしょ)

役所の手続きで「課税証明書」または「非課税通知書」が必要となっているとき、発達障害者が提出するのはだいたい「非課税通知書」である。

病識(びょうしき)

自分が病気だと気づいていること。
さらに簡単にいうと、「自分がおかしい」「自分が社会から浮いている」ということに気づいていること。

病識がない人間には二種類あり、病識がなくて働いて生きている人間は放っておけばよいが、社会に適応できていないのに自分がおかしい人間だと気づいていない発達障害者は、誰も助けることができない。

表情(ひょうじょう)

自閉症スペクトラムの人間が持っていないもの。

ファッション(ふぁっしょん)

発達障害者のファッションは3つに分けられる。

・極端に地味(自閉症スペクトラムに多い)
・極端に派手(ADHDに多い)
・無頓着(どちらにもいる)

参考

大人の発達障害者がファッションで定型・健常者に溶け込むには?

風俗(ふうぞく)

人生どうにもならなくなってしまった発達障害の女性がやむをえず就くことが多い仕事。

けっして誰でもできる仕事ではないので、発達障害を持っている場合、その中でもとくに条件が悪い職場に行くことが多い。

福祉の対象。

福祉(ふくし)

1.発達障害者を支援してくれる制度

2.生活保護の隠語 例:福祉物件(生活保護物件のこと)

普通(ふつう)

発達障害者がなりたくてたまらないが絶対になれないもの。

フリーランス(ふりーらんす)

会社に雇われることができなかった発達障害者が自分で仕事をもらって働こうとすることは多いが、得てしてうまくいかない。

フリーランスは自由に生きるためになるものではなく、フリーランスにしかなれなかった人がなるのである。

風呂(ふろ)

面倒なもの。

プログラマー(ぷろぐらまー)

発達障害者に可能な仕事の中でも例外的に高給が期待できる職種。

しかし向き不向きが激しいので、発達障害者なら誰でもプログラマーになれるとは限らない。

プログラマーに向いている特性の発達障害者は、比較的勝ち組といえるのでは。

ベンゾジアゼピン(べんぞじあぜぴん)

薬の成分。
すぐに依存になる印象が強い。

ベンゾ系の薬は劇的に効くが、自己処方は厳禁

ボーダー(ぼーだー)

1.境界性人格障害のこと。発達障害と併発していることも普通にある。

2.知的ボーダーのこと。知的障害なのか、そうでないのか微妙な領域。知的障害の診断が下りれば、精神障害者手帳ではなく療育手帳がもらえるうえ、年金が受給できる可能性も増えるので、IQがあまり高くない場合とても重要な数値となる。

保護(ほご)

生活保護のこと。

保護物件(ほごぶっけん)

生活保護受給者の入居を前提に、各自治体の生活保護受給者への家賃補助額上限いっぱいに家賃を設定した賃貸物件のこと。

東京都の場合5万3,700円
(いまはもっと下がっているかも)

ま行

水商売(みずしょうばい)

ADHDの女性が就きがちな仕事。

勤怠が比較的緩いのが魅力だが、精神を削る感情労働なので二次障害の要因にもなる。

同じ発達障害者でも、自閉症スペクトラムが強い女性には不可能。

免許(めんきょ)

運転免許。
危険すぎて取らないか、危険なのでペーパーなのが多数派。

ADHDの人にとってはかなりの無理ゲー。
自閉症スペクトラム系統の人にとっては、取れないこともないが、コミュニケーション能力の面で教習所が鬼門。

発達障害者は貧乏なので、親の金で取れなかった場合死ぬまで取れないことも多い。

発達障害者が運転免許を取るには?筆者の失敗談から解説!

MENSA(めんさ)

IQ130以上の高IQの人間が入ることができる団体。

筆者は足りない。

とくに入る意味はないらしい。

メンヘラ(めんへら)

発達障害者とメンヘラは必ずしも重ならないが、発達障害者の中には多くのメンヘラがいる。

ら行

リスカ(りすか)

リストカットのこと。

リストカット(りすとかっと)

腕を刃物で傷つける自傷行為のこと。
なぜか女性に多く、男性は少ない。

発達障害そのものというより二次障害が要因か。

ある種のコミュニティに所属していると、女性はリスカしているほうが普通であるという錯覚に陥ることも。

料理(りょうり)

発達障害者においては、できる人とできない人の差が多いが、よくよく考えるとそれは定型発達でも同じだった。

特徴的なのは、一般に「家事ができない」とされているADHDの人間でも、料理だけは異常にできる人が散見されることである。

しかし料理ができるADHDは洗い物をしないので、料理したあとの台所は悲惨の一言。

恋愛(れんあい)

発達障害者が恋愛すると、大成功するか大失敗するかのどちらかである。

筆者は大失敗する方。

発達障害者が発達障害コミュニティ内で恋愛しすぎなのではないか問題

わ行

枠(わく)

障害者枠のこと。

障害者枠採用のことを「枠採用」、障害者枠雇用のことを「枠雇用」と言ったりすることもある。

例文:枠で働いている。(障害者枠で働いている、の意味)

おしまい

発達障害当事者の間で使われている言葉に興味がある方は、ぜひ参考にしてくださいね。

おわり。

大人の発達障害者におすすめの就労移行支援・求人紹介サービス

1.ラルゴ高田馬場

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2.アットジーピー転職

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