障害年金を受給できなかった発達障害者が一般就労で詰んだとき、どう生き延びるかを具体的に計算してみた。

ある当事者の日常

障害年金を受給できなかった発達障害者が一般就労で詰んだとき、どう生き延びるかを具体的に計算してみた。

 発達障害、生きているだけできつい。今日初めて仕事を休んだ。こんな日は、生き延びることだけを考えたい。白黒思考で、このまま休職から離職のルートを考えてしまうが、明日はきっと出勤する。そして、今後の人生を考えながら動く。自分の人生は自分で決めるしかない。

適度に休みながら働くことを許す。周りは自分のことで精一杯。私のことを心配してくれるのは家族だけ。私の体調が分かるのは私だけ。

 発達障害があると、感覚にデコボコがあるのだけれど、自分でそれに気づくことは少ない。体調がよくないこと、疲れていることに気づくことが難しい。結果、小休止をしながら進むことが出来ず、頑張り続けて自滅することがある。

 一見遠回りなように見えても、リセットのかからない生き方の方が、心身の消耗が少なくいいのかもしれない。衝動的に、一般就労を決め、働き始めて、発達障害特有の困難さに向き合った私としては、体感して理解したといったところ。

 始めるのも、やめるのも勇気がいる。パソコンやスマホでボタンをクリックしたら終了・・・そんな仕組みならいいが、人とのやり取りが必要である退職。いつ、どんな言葉で誰に伝えるか、決まっていないことを自分で考えて実行せねばらならない。

 今、退職代行サービスがあると聞くが、定型発達の人はどの程度それが苦痛なのだろうか。続けることも難しいけれど、やめるための動きもまだできる状況ではない。エネルギーが溜まっていないという方が近いか。今の身の振り方に迷い考えあぐねている。

 この、悩み決断しかねている時間がもったいないのだが、自分で決めて自分で進むしかない。

 続けられそうな体調なのか、どうか。

もし、今の仕事を辞めた時、どう動くかをまとめてみる。

 昨日、発達障害者就労支援センターに行って話をしてきた。今の仕事を辞める時の流れ、そして、次の仕事を始める流れ。現在の仕事を続けながら、A型の見学・実習をし、自分の特性を伝え、受け入れてもらえそうなら、そこで働く。同時に、今している仕事をいつ辞めるかを決め、雇用先に伝える。

  • ハローワークに行き、A型の見学・実習をしたい旨伝え、仕事が休みの平日に設定できるか尋ねる
  • A型の見学・実習に行く
  • A型のどこに行くか決める
  • 今の仕事を辞める旨を課長に伝える
  • 今の仕事を辞める時期、同僚に伝える時期など、課長と話し合う
  • 仕事を辞める時期が決まったら、A型作業所にいつから働き始められるか確認する
  • 今の仕事を辞める
  • A型作業所に通い始める

 実は、3か月後に引っ越すことを考えており、大きな変化のステージが続くため、重なることは避けたい。仕事は半年先まで続けるかどうか考えたが、居住地域を決めるために、今の職場を辞めるかどうかは早めに決める必要がある。

 今の仕事は、非正規雇用で1年ごとの更新であるため、いつ更新がなくなるかは分からない状況。安定していて給料が良いかと言われるとそうでもない。次に、お金の面で考えてみたい。

一般就労(非正規パート)とA型作業所とのお金の比較

A型作業所に入った場合、どの程度お金の差があるのか。

一般就労(現在)A型作業所
月額固定 約118,000円最低賃金×時間×日数 約65,000円
※交通費のぞく

 単純計算で、-50,000円になる。一般就労の場合、厚生年金に入っているが、A型作業所の場合、国民年金約17,000円を自分で支払うことになる。結婚していれば、配偶者の扶養に入る選択肢がある。

 次に月々にかかるお金の計算をしてみる。ここ数カ月家計簿をつけており、それを参考にしてみる。

内訳金額
医療費10,000
交通費4,000
お小遣い15,000
被服費5,000
美容費4,000
美容院1,000
ペット3,000
スマホ4,000
積み立て12,000
合計58,000
国民年金を支払うと、75,000円になる

 実家暮らしで食費や水道光熱費が入っていない状況。自立の道は厳しい。結論、国民年金がなければ、自分の生活にかかる金額を賄うことはできる。実際のところ、美容費、美容院にかかる金額は、毎月変動しており、使わない月もあるため、そこで浮くお金も出てくれば、冠婚葬祭費などイレギュラーな出費もある。私は障害年金の審査に落ちているため、これ以外の収入は今のところない。積み立てに関しては、老後の貯金ではなく、経年劣化で数年後に買い替える予定があるものを月割りで用意している。

今後のライフステージの変化に向けて動く

 A型作業所に行って終わりではないことは、念頭に置いておきたい。発達障害者就労支援センターに行って話をすると、作業所から、障害者枠の就労までのルートがあることがわかった。どれくらいの期間がかかるかはまちまちだが。とにかく今は仕事をする場所を決めること。確定しないと周りに迷惑をかけてしまう。いや、私一人の動きで世の中は何も変わらないのだから、気楽に考えればいいし、今年転職したが、結局退職もなんとかなったから。

 今の仕事を続けるメリットは、収入がA型より多く貯金ができるということ、厚生年金がかけられるというのがあるが、スキルが貯まるというかというと別の話かもしれない。

 今後どんな働き方をしたいかを考えると、日中外で仕事をして気を紛らわして発達障害者特有の鬱になりやすい考え方と折り合いをつけたい、というのは一つある。1日中在宅で働くとなると、メンタルと自律神経に悪影響が大きい。

 そもそも、働かない生き方は考えていない。年齢的にこれから一般就労で正社員というのは現実的ではないため、非正規プラスαの働き方を模索する。プラスαは現在準備中、試運転中であるが、こちらにもエネルギーを注ぎたい。

 

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