ASD、ADHDがあり、アラフォーで、作業所で働いている女です。
障害の診断を受けたのは30代半ばで、それまでは健常者でした。
先天的な障害ですから、健常者だったという表現は間違えていますね。
障害があることを知りませんでした。
そうかもしれないと思う場面はあったのですが、スルーしてしまったのが実際のところです。
私は、結婚歴があります。
20代半ばで1度結婚しています。診断を受ける前です。
思い返せば元夫に言われていた言葉は、発達障害の特性を指摘するものでした。
「3歩歩いたら忘れる鳥頭」「片付けられない女」・・・
自覚はありませんでした。
忘れっぽいとか、片づけられないとか、自分で気づけていなかったのです。
他にも感情コントロールができない、癇癪を起す、話の内容が理解できていない、爪を噛む、睫毛や眉毛がなくなるまで抜くなどなど・・・
なんとなく困っていたけれど、対処することはなく、やり過ごしてきました。
仕事ができずパートに降格し、追い詰められたとき、結婚しなければと焦り始めました。一度気になったらもうそのことしか考えられない脳であることなどそのときは、知りもしません。
ある年のお正月に婚活を始め、年明けに元夫と出会い、春に結婚しました。
大切な人生の決断を衝動的にする、ADHDそのものでした。
生まれ育った場所から遠く離れた場所での結婚生活。
今思えば結婚生活のイメージなどできておらず、ただ結婚さえすればいいと思っていたような気がします。
毎日の家事、配偶者の義両親や親族との関わり、期待される役割など、結婚後に発生する様々なことを私は理解していませんでした。
離婚から数年経ち、また、新しい暮らしが始まろうとしている今、結婚生活の反省をしていこうと思います。