発達障害ADHD当事者の同棲。生活の課題を事前に考える。

普通にすることの難しさ。特性があるとこういう暮らしになってしまう。

40歳手前の女、発達障害ありです。A型作業所で働いています。
実家を出て、お付き合いしている男性と暮らすことになり、新居の準備を進めています。

先日こちらの記事で書いた、swich Botを新生活に取り入れようと購入しました。
先日購入したSwitchBotハブミニ、温湿度計、LEDライトが実家に届きましたので、今度新居に行ったときに設置したいと思います。



SwitchBotのキーロックも検討中です。
色々なスマートデバイスが販売されているので、調べてみて、役に立ちそうなものがあれば導入していきたいです。

温湿度計プラスを購入したのは、設定した部屋の温度に合わせて、エアコンの電源のオン・オフができるため。この温湿度計に対応した加湿器もあります。
「暑い→エアコンを点けよう」「寒い→エアコンを点けよう」という自然な行動ができにくいタイプの当事者のため、こういったツールがあると、いいような気がしたのです。

発達障害者としての特性を踏まえて、生活の構造化はできるだけしていくつもりです。
今は実家に住んでいて、両親が私の生活を支えてくれていますが、独身40歳女、しかも障害があって、同棲生活をすることは大変なことだと思うわけです。
家族を維持するのは大変な努力がいること。

自分が育った家族を経験して、そう思います。
誰かがやめようと思えば、簡単に壊れてしまう、そんなものです。

仕事をしてお金を稼ぎ、適度に遣い、貯蓄をし、誰も苦しくないように配分して、買い物をして食事の用意をし、片付けて、ゴミを出し、衣服を洗濯し、掃除をして、親族との付き合いをする・・・

一つ一つの小さなことが家族のためのこと、自分のためのこと。
毎日毎日、無理をしすぎないように、繰り返していく、生活。

病気の時は助け、愚痴を聞き、ケアをする。
働けない状態になったときは、経済的に苦労をしても一緒に頑張る。

主治医の先生に毎回の診察のとき渡す「相談したいこと」の紙に「この障害があっても結婚していいですか。」と書いたとき、先生からは「障害があっても当然していいです。ただ、障害がある人にとっても、ない人にとってもチャレンジングなことだから、周りの人に相談できる状況を作っていきましょう。」といったことを言われました。
障害があっても、なくても、どう生きるかは本来自由であるはず、そうあるべきなのですが・・・

発達障害の当事者には、かなりのエネルギーが必要です。
仕事と家事の両立、体力の配分、どれくらい買い物をするか、掃除をする気力はあるか・・・

いろいろな事を、しすぎたり、しすぎなかったりして、「ちょうどいい」「普通」といったスケールから大きく離れていくことがあります。

毎日、同じことを同じようにこなすことは、簡単なことではありません。
慣れとか、いざとなったらとか、そういうところに解決策があるようには思えず・・・

健常者からすると、一見普通に見える人が「ヘルパーさんを必要とするような暮らし」をしているなんて、なかなか理解できないと思います。

ゴミ出しの日にゴミを出す、お風呂掃除をする、食器を洗う・・・
その難しさ。

どうしてこんなにモチベーションの湧かないことへの気力がわかないのか・・・
好きなことには時間を忘れるほど没頭するのに。

それでも、生活していかなければなりません。

スケジュール、リマインダー、アラーム・・・様々なもので管理していく必要があります。
精神論、根性論で、障害が良くなることなどないのです。
必要なのは、手立てです。

スマートデバイスに、少しだけ期待を寄せています。





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