発達障害のグレーゾーンの特徴。自分がグレーゾーンの場合にするべきこと3選、職場の人がグレーゾーンの時の対処法3選。

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発達障害グレーゾーンとは、どういう人を指すのか?その特徴をまとめます。

 発達障害は、はっきりと「ある」「なし」に分けることが出来ません。診断ができるのは医師だけですが、過去の生活歴や、日常生活の困り事、仕事の状況などを総合的に鑑みて判断されます。

 発達障害の1つである、ASDが自閉症スペクトラムと訳されるように、スペクトラム(連続体)であり、くっきりと、発達障害であるかないかを分けることはむずかしいわけです。

 「発達障害とは言えないけれど、発達障害の特性がある」と病院で伝えられる人が一定数います。仕事や日常生活、学校生活において、困難を感じることはあるが、障害とまではいえない・・・・

 そういった人のことを、発達障害グレーゾーンといいます。

発達障害グレーゾーンの人の特徴
  • 人の表情をうまく読み取れない、一部の表情(怒っているような顔など)を強烈に記憶してしまい、忘れられなくなり、仕事中のコミュニケーションをとるのがこわい
  • 仕事の優先順位がうまくつけられず、要領がよくない
  • 運動が苦手で、疲れやすい
  • 口頭で言われたことを記憶することが難しく、すぐに忘れてしまう。覚えていられない。
  • 恋愛がうまくいかず、すぐに告白してしまって、相手にひかれてしまう
  • すぐに怒ってしまうが、自覚がなく、人間関係が終わってしまう
  • 友達が出来たと思っても、長続きせず、没交渉になってしまう
  • 職場の休憩時間、昼休みの雑談が苦手で、輪に入ることが出来ない
  • 人からどう思われているかを気にしすぎて、疲れてしまう
  • 仕事はできているが、家のことが上手く回せず後回しになり、両立が出来ていない
  • お金の管理がうまくできず、極端に使い過ぎたり、使わなかったりする
  • カードローンを組んでいたり、消費者金融で借金をしていて、金銭感覚が狂っている
  • 摂食障害に悩んでいる。適度に食べることが出来ない。
  • 白黒思考、0か100かの思考に陥りがちで、他の考えを受け入れらない。こうでないといけないという思いが強く、融通が利かない
  • 気楽に物事を考えることが難しく、他の人は緊張しないようなことで、ものすごく緊張してしまい、お腹が痛くなったり、体調を崩すことがある
  • 身だしなみが整えられない。気がまわらず、清潔に保つことができていない
  • 時間管理がうまくできず、有意義に時間を過ごせず、いつの間にか夜になっている

発達障害グレーゾーンではないかと思ったときにするべきこと3選

1.病院に行く

 もしかしたら、自分は発達障害のグレーゾーンではないかと思ったとき、まず、迷うことは「病院に行くかどうか」「診断を受けるかどうか」でしょう。

 答えは、自分自身が判断して病院に行くことになります。もし、誰かが「発達障害かもしれないから、病院に行った方がいい」ということがあった場合、必ずしも、病院に行かなければいけないわけではありません。病院に行って医師の診断を受けるか、発達検査を受けるか受けないか、は本人の自由です。

 病院に行くかどうかの判断基準としては、自分自身の心身の状態、仕事の状況などを考えて決めると良いかもしれません。

2.公的な機関に相談する

 各自治体には、発達障害に関する専門機関が設置されています。対象年齢によって、窓口が分かれていることがありますが、どこに連絡してよいか分からないときは、まず、どこかに電話してみて、自分に合った機関の連絡先を訪ねてみてください。

 ご自身の発達障害の有無で悩んでいて「誰かに相談したい」「どこかに相談したい」と思ったときに、注意していただきたいことがあります。それは、個人で営利を目的として相談を受け付けている一部の人がいるということです。数十万の高額な価格で、「カウンセリング」とか「セッション」という形で、発達障害の人の「相談」に乗るとしている実例が報告されています。

 例えば、LINE@で気軽に発達障害の相談を受けられるようになっていて、途中からセッションを受けるように誘導され、30万支払った方がおられました。内容としては、そのサービスは半年の間、週に1度の電話でのセッションを受けることで、「本当の自分を見つけて、自分らしい人生を送ることが出来るように応援します」といったことを謳っていました。

 途中で、セッションが思っていたのとちがう・・・と思っても、基本的に解約ができず、お金が返してもらうことは難しいのが現状です。

 発達障害の診断は、医師によって行われるのですが、どこの病院も予約が取りにくく、半年先、1年以上先でないと診察を受けられない・・・という場合が多くみられます。しかし、専門の相談機関であれば、保険適用されていたり、地方自治体が管理運営している相談機関は、無料で相談に乗ってもらえることがほとんどですし、他の公的機関との連携が行われており、就職や、家庭生活においての困難、結婚、妊娠出産などの不安や悩みなど、さまざまな悩みや不安を解決してもらえる可能性が高いようです。

3.仕事や家事など、困難を感じている状況を変えてみる

 定型発達の人であれば、仕事の人間関係や業務の忙しさを、自分の能力を考えてうまく調整したり、他の人の力を借りたりして、うまく乗り越えることが可能です。日々のストレスはまったくないわけではないのですが、疲れを感じたら休んだり、リフレッシュをして、また頑張ろうという気力体力を回復します。しかし、発達障害の特性がある人、グレーゾーンの人はこれがうまくできません。気持ちの切り替えができず、休日も仕事のことを考えてしまっていて心も身体も緊張したままであることが良くあります。

 仕事での困難を感じた時、上司や同僚、友人にうまく相談して、自分では解決できないことを解決しようとすることも難しいようです。結果、仕事を長く続けられずに辞めることが多々見られます。正社員での仕事は続けられないから、短期的なアルバイトやパート、派遣社員を延々を続けている人も少なくありません。

 発達障害の特性がある人は、人間関係が固定化し濃くなっていくことに嫌悪感や恐怖を感じることがあるようです。自然な会話が苦手なため、仕事以外のストレスが増大し、結果職場にいるのがつらくなるといった結果になりがちです。

 こういった発達障害の人は、仕事の雑談が苦手であると伝えれば、周りは話題を振らずに放っておいてくれることがあります。職場を辞めることに繋がるほど苦手なことを、無理してやる必要はありません。職場での雑談をしなければ、会社の業績に影響するわけでもないので、仕事上のコミュニケーションをしても、雑談は最小限にすることにすれば、ストレスは減っていくはずです。

 また、仕事の仕方を見直すことで、快適な状況を作ることもできます。例えば、この仕事を具体的にいつまで(〇月〇日の17時まで)に終わるとか、区切りをつけてもらえれば、他の仕事との兼ね合いで、いつその仕事をすればよいかが分かってきます。

 もし、優先順位を自分で決めることが難しければ、上司に相談して、「まずこれから取り掛かろうと思うのですが」など働きかけてみるのもおすすめです。不安なまま自分の判断で進めると、あまりいい結果になることはありません。不安を感じるのであれば、聞いてみること。タイミングによっては、相手の期限を損ねることがあるので、まず「今、お時間よろしいですか?」と一言断ることは必要です。

 発達障害の特性のある人は、やるべき仕事が具体的に目に見える形で分かっていれば、どんどん進められる場合が多いようです。箇条書きで、仕事の優先順位を書いて、周りにも見えるようにして取り組むと、周囲もあなたが今何をしているのかがわかりますし、もし間違っていたら声を掛けてくれることもあるかもしれません。

 

発達障害グレーゾーンの人が周りにいた時に注意するべきこと3選

1.発達障害かもしれないと本人に指摘するのは避ける

 仕事の様子を見て、発達障害かもしれないと感じても、すぐに直接的な言葉で本人にいうことは避けてください。周りの同僚や上司と相談して、その方がいいと判断したら、言葉を慎重に選んで伝えてみることは有効かもしれません。本人にとっては、受け入れがたいことかもしれないということは、念頭に置いておいてください。

2.周りができる手立てを知る

 発達障害があるということは、仕事や他の生活においても困難を感じる場面があるということです。定型発達の人から見ると「どうしてこんなことができないのか?」と不思議に感じることがあるかもしれません。中には学歴がよかったり、知識は多いけれど、何かの能力が極端に低いと思うこともあるでしょう。ただ、物事の捉え方や、記憶の仕方、感覚など、いろいろなことが違うだけで、それに合わせた配慮をしてもらえれば、スムーズにいくことあります。発達障害に対する手立てを知ることで、お互いに快適な仕事ができる環境を整えることが出来るかもしれません。

3.本人の考え方を知り、受け入れる

 これは非常に難易度の高いことです。人は基本的に、自分と似ていない人を受け入れることが難しいのです。特に、発達障害のある人は、本人に悪気がなくても、わざとしているようにみえることがあります。

 しかし、本人は意図的に言っているわけでもなく、故意でミスをしているわけでもありません。自分の頭で自分なりに考えた結果、その言動をしています。それがどうしてなのかを考えても分からない場合がほとんどであると思うのですが、それは、彼らの特徴であると理解すると、怒りや不満が落ち着くことがあるようです。

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